制作関係者からのメッセージ(踊り 杉山恵里香、 編曲 Yu-pan.)


私は実は今回のお話を頂くまで東京から北へ訪れたことがなく、恐縮ながら今回の東日本大震災で気仙沼の存在を知りました。
ニュースを見たときは大きなショックを受けたものの、あまりの現実味の無さにやはり気持ちはどこか遠くにあったような気がします。
未知の土地に対してどう接すればよいのか、どう悲しんでよいのかがまったくわからず、
今回のお話が無かったらきっと怖くてこの地を訪れることは出来なかったと思います。
そういった意味ではとても貴重な機会を頂いたと思い、参加させて頂くことにしました。

気仙沼の道を歩いて1番印象的だったのは仮設住宅で営まれていた居酒屋街でした。
賑やかな笑い声があちこちから聞こえてくることに人の逞しさを垣間見て、静かに感動を覚えました。
どんなに辛い場所になろうとも、時間は止まることなく 強制的に動き続けます。
跡地には草木が芽生え、海は何食わぬ顔でいつもの穏やかさを保っています。
ただひたすらに背中を押してくれるのは それもまた自然の力なのだと思いました。

親斗さんと山田監督とは何度も話し合いを重ね、想いを受け止めて、自分が肌で感じたものを信じて、気仙沼を歩き、海に立ちました。
美しい情景としてではなく、なにか別のベクトルで受け止めてもらえたら幸いです。


踊り 杉山恵里香



最初に弾き語りの音源を聴かせてもらった時に、心の奥までしっかり伝わる良い曲だと思いました。
それと同時にすぐアレンジが思い浮かびました。
アコースティックだけでも十分に伝わる力強い曲だと思いましたが、本人の気持ちがリスナーへ思い切り伝わるように、
曲自体の歌詞とメロディーと歌の表現に合わせて、風景やストーリーを思い浮かべながら、
音楽的に気持ちよく、心地よく、気持ちが高ぶるように、様々な楽器の力を使って表現してみようと思いました。


編曲 Yu-pan.





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